感傷を知る

遠藤彰写真展  
3月20(金・祝)21(土)22(日)
11:00-17:00

Opening event 
作品解説+短編映画「彗星」上映会 

★ 20日 17時~(参加費:¥1,000)
 ゲスト: 山田勇男(映画監督)

 予約: yamavicascope@gmail.com

“現実は常に 夢を踏襲する”
稲垣足穂「耳隠しのかなた」1925年

写真を撮りながら、夢を見続けることができたとしたら。

一瞬の記憶と重なり合う情景を記録することで、もうひとつの世界線が浮かび上がる。

「彼等は穏やかに生き、そして、ことを終えた。」

不在となった彼等は、ときに、そばにいた頃よりも近くに感じられる。

私は、失われたその後の気配を記録している。

記録された断片を組み直し、言葉になる前の「物語性」だけをすくい上げる。

夢の中のように儚く脆いイメージをつなぎ合わせることで、ひとつの世界がかすかに輪郭を持ち始める。

そのとき、内に潜んでいた感傷に気づく。

写真は、記憶を呼び覚ます装置である。